「おくのほそ道」と「英国ドライブ紀行」のすすめ ― 2006年07月16日
芭蕉が「乾坤の変は風雅の種なり」と言っているのを知って、「おくのほそ道」を読み直している。
グーグルで旅に行こう!「おくのほそ道」はその読書メモである。
グーグルで旅に行こう!「英国ドライブ紀行」も同時に掲載している。
「乾坤の変」とは、乾坤=自然 変=変化だから、自然の変化となる。
これまで私たちは自然というと、つい、私たちの五感の対象物として、写真のシャッターを押すように、自然を認識していた。だが、芭蕉はその自然の変化の様相を見ていることを知ったので読み直している。
ビデオを撮るとき、その対象の変化が見えないときには、人は興味を持たない。デジカメの静止画に譲ってしまう。
だが、芭蕉は自然の変化は先ず見えないものだし、見る人によって、見えたり見えなかったりするという。すなわち、そこには風雅の種が存在する。
芭蕉はこんな考えを発見して、あらためて「変化を見る眼」を確かめるために旅に出たと理解したい。
そんな読み方で再読している。
「英国ドライブ紀行」の方も、その変化の様を見た感想を中心に記述している。おくのほそ道のように5年も推敲を重ねたものではないが、時間と空間の変化を見ることを話題の中心に据えている。
グーグルで旅に行こう!「おくのほそ道」はその読書メモである。
グーグルで旅に行こう!「英国ドライブ紀行」も同時に掲載している。
「乾坤の変」とは、乾坤=自然 変=変化だから、自然の変化となる。
これまで私たちは自然というと、つい、私たちの五感の対象物として、写真のシャッターを押すように、自然を認識していた。だが、芭蕉はその自然の変化の様相を見ていることを知ったので読み直している。
ビデオを撮るとき、その対象の変化が見えないときには、人は興味を持たない。デジカメの静止画に譲ってしまう。
だが、芭蕉は自然の変化は先ず見えないものだし、見る人によって、見えたり見えなかったりするという。すなわち、そこには風雅の種が存在する。
芭蕉はこんな考えを発見して、あらためて「変化を見る眼」を確かめるために旅に出たと理解したい。
そんな読み方で再読している。
「英国ドライブ紀行」の方も、その変化の様を見た感想を中心に記述している。おくのほそ道のように5年も推敲を重ねたものではないが、時間と空間の変化を見ることを話題の中心に据えている。
陰陽判断が有利なわけ ― 2006年07月30日
現象を把握する上で、陰陽判断が有利な理由は、現象における可変数が陰か陽の1つであることだ。
一般的に、現実の変化を予測するときには、いくつかの可変数を1つか2つに絞り込んで判断する。
株式投資の場合、この可変数がいくつもある。どれを選ぶかで、その人の投資スタイルが決まる。
私は、陰陽判断を以って投資決断をしている。すなわち、株価を陰か陽かでその水準を見ている。言い換えれば、出来高と売買代金である。手荒く言えば、人気があるかないかである。人気が集まることは陽である。閑散は陰。
可変数をひとつ選び、その他の変数を固定する科学実験の方法は、現実認識には向いていない。
現実を現すデータは複雑な構造を持っている。可変数は10ヶでも、20ヶでも採ることは可能である。
可変要素を採りすぎている学者とか、評論家は、判ったような判らないようなことを平気で語る。
集中か離散か、求心か拡散か、という陰陽判断は多少の訓練をすれば、誰にでもできる。身に付いてしまえば、難しくない。
それが陰陽判断が有利なわけである。