恬淡虚無 真気従之 精神内守 病安従来2005年01月14日

タイトルは、皇帝内経 素問のことば。

その意味は? 恬淡(テンタン)と生きれば、真気(シンキ)が虚無(キョム)になり、精と神を内に 守れるようになる。

そうすれば、どうして病がやってくるだろうか。やって来るはずがない。 [病安(ヤマイイズク)んぞ従い来たらんや]

恬淡と生きることは難しいことではない。 極端に言えば、いつも自分と、その環境の陰陽判断を続けていれば、自ずと恬淡に生きることになる。

すべてのことは変化するのだから、変化させないように頑張ろうとすると、こだわって生きることになり、大変な努力とかコストを要求される。それでも良いというなら話は別だが。

同時に、雑然と生きていると、陰陽判断すべき対象が増えて、収拾が付かなくなる。結局、手の打ちようがなくなる。

言い換えれば、大きな変化をもたらす行動をとらない、変化が起き易い環境に入らない。スローに生きる、ミニマムに生きることが、恬淡と生きることになり、病に陥らないことになると思っている。

今年初めの篆刻作品に、「恬淡虚無」を択んだ。

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