共生のこころ ― 2006年06月03日
「共生のこころ」を育てるには、「共生」を生活の中で実感することが肝心である。
陰陽判断を実践する陰陽師は、この世の判断はすべて相対的なものだから、変化の判断にどんな尺度をとっても良いと考える。
そこで、陰陽師は、万物の変化を陰と陽の消長により判断しようとする考え方を採用する。
従って、陰陽判断の中には常に陰と陽が「共生」している。陰陽師にとって「共生」は当たり前。陰陽判断が身に付けば、自ずから「共生」の生き方は理解できる。
はじめて陰陽判断を学ぶ者は、大概、陰か陽かという二者択一の判断をする。それでは陰陽師にはなれない。陰と陽の「多い少ない」を見極めることが陰陽判断である。
麦は空に伸びてゆく(拡散力が働いている)から、陰が多い。麦は陰であると決め付けては誤る。麦の中では、陰が陽よりも多いという判断。
自然薯は地中に伸びてゆく(求心力が働いている)から、陽が多い。
陰は拡散力とか、遠心力が働く状態。陽は求心力が働く状態。
ともあれ、陰陽師はまさに陰と陽の共生の中で生きている。
「共生のこころ」が腑に落ちるには、陰陽判断を身に付けることが早道である。