小泉首相の2分法は西洋式である2006年09月17日

小泉首相の功罪のうち、罪のひとつに、その思考法が2分法であることを指摘した人がいる。中曽根元総理である。TV番組「サンデープロジェクト」9月16日で語っていた。

この2分法について、私は「西洋式陰陽判断の落とし穴」で、その方法が西洋式の2分法ならば、問題を生み易いと指摘した。

小泉首相の2分法、例えば、抵抗勢力を設定することは、まさに彼の2分法が西洋式であることを示している。

ブッシュ氏の2分法は、当然のことながら、正義と邪悪というように、西洋式の2分法である。ふたりが、個人レベルでの信頼を持ち合ったのも無理はない。

東洋の2分法は、永遠の対立を生まない。対立は一時的なものに過ぎないと見る。

西洋の2分法は、創造主と被創造物とに分けることから全ての考えは出発する。主と客との2分である。

東洋では、2分される前の状態を問題にするが、西洋では、主と客への2分前のことについては全く問わない。際限がないと見ている。

小泉氏は西洋人であった。その思考法は西洋式であった。合理主義者といってもよい。なのに、靖国参拝で心の問題と言い張ったので、西洋式思考法の中国、韓国から、理解不能となって、反発を招いてしまった。

共産党独裁の中国政治家の思考法はまさに西洋式である。韓国大統領も西洋式合理主義を尊重している人である。

次期総理安倍氏は、どうやら西洋式2分法を抵抗なく取り入れている人。従って、中国、韓国との関係は改善するだろう。と言いたいが、本人の自覚がない以上、小泉氏と同じ間違いをする可能性が大きい。

東洋式2分法の習得には、いくつかの道がある。例えば、禅の方法。例えば、私の陰陽判断法。

安倍氏が知りたいと言うなら、いつでも伝授する。

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