陰陽師は自分で「道」を求めてゆく ― 2005年03月03日
日本は専門家依存社会である。
親(お金を持ってくる人)に依存している。
官僚に依存している。
上司に依存している。
天皇に依存している。
そんな日本の行く末を懸念する。
陰陽師は自分で「道」を求めてゆく人。 自立心の強い人。
「道法自然」 老子 道経上篇25章より ― 2005年03月01日
「道」は自然に法る。
「道」とは、陰陽消長の原理である。
この変化の法則を会得してしまうと、生きることが磐石となる。
そうなると、変化の根源が見えてくる。
どんなことでも、その変化を予測することが出来るようになる。
勿論、当たり外れがあることはしょうがない。会得の度合いがまだまだと思うしかない。
この「道」を会得するには、自分でやるしかない。人から教わるわけにも行かぬ。
地道な努力、経験の積み重ねの中で会得するしかない。
ひとつのヒント:自然の姿を見つめることが会得の早道である。
「道」は自然に法(のっと)る。
養老孟司・「脳と魂」の玄侑宗久「孟母四遷して」を読んで記す。
恬淡虚無 真気従之 精神内守 病安従来 ― 2005年01月14日
タイトルは、皇帝内経 素問のことば。
その意味は? 恬淡(テンタン)と生きれば、真気(シンキ)が虚無(キョム)になり、精と神を内に 守れるようになる。
そうすれば、どうして病がやってくるだろうか。やって来るはずがない。 [病安(ヤマイイズク)んぞ従い来たらんや]
恬淡と生きることは難しいことではない。 極端に言えば、いつも自分と、その環境の陰陽判断を続けていれば、自ずと恬淡に生きることになる。
すべてのことは変化するのだから、変化させないように頑張ろうとすると、こだわって生きることになり、大変な努力とかコストを要求される。それでも良いというなら話は別だが。
同時に、雑然と生きていると、陰陽判断すべき対象が増えて、収拾が付かなくなる。結局、手の打ちようがなくなる。
言い換えれば、大きな変化をもたらす行動をとらない、変化が起き易い環境に入らない。スローに生きる、ミニマムに生きることが、恬淡と生きることになり、病に陥らないことになると思っている。
今年初めの篆刻作品に、「恬淡虚無」を択んだ。
自然死への仕度 ― 2004年12月20日
中国医学を学ぶ理由は、「死への仕度」のためです。
生きることについては、若いときから、さんざん悩んだのに、 死ぬことについては、全く、人任せにして、 来るときが来たら受け入れようとぐらいに思っていました。
今年の初めに、人体展を見に行きました。 さらに、陸上競技をやっている、中学生と高校生と話しているうちに、 彼らが身体との会話を常時行っていることを教えられました。
自分の身体観を明解にしよう!
偶々、甲野善紀の「表の体育、裏の体育」(PHP文庫686)を読み始め、 以前に購入して未読だった肥田式強健術の本(壮神社)をあらためて紐解くことになりました。 橋本敬三の「からだの設計にミスはない」(白樹社)も本棚から取り出しました。
陰陽師の身体観と養生法をハッキリさせよう!
わたしは、本来、人間の身体は草木や動物たちと同じように、自然界の掟に従って生きているものだと思っています。生体維持機能もそのために人間の身体機能のひとつになっています。
だが、その人間が生きている環境は人工的なものです。 従って、身体はその人工的環境の影響を多大に受けているに違いありません。
現代人の生活習慣が、人間本来のものから変質させられて、人工的に作られていることはハッキリしています。 例えば、車の使用です。
その環境の中で、自然死を迎えるためには、それなりの仕度が必要であることは直感的にわかりました。
自然死とは、身体の機能が徐々に衰退して、最後に眠るように死ぬこととしました。
ということで、もうすこし人間の身体について学んでみようという気になりましたが、近代医学の解剖学や生理学を学ぶ気はありません。
なぜなら、人工的な環境を良しとしている考えの根底には、近代技術の容認があります。 西洋医学もその近代技術のひとつです。
友人の漢方医から、中国医学は西洋医学に比べて、身体機能をより総合的に説明しているということを聞いて、中医を学ぶことにしました。
というわけで、「自然死への仕度」のために中国医学を学んでいます。
本多勝一「はるかなる東洋医学」(朝日文庫1-39)も大変参考になりました。
中医を学んで、今日までに理解できたこと。 1)身体は養生をしないと、環境(食物・呼吸を含む)に振り回されて、思わぬ欠陥を生じてしまう。 2)その欠陥が病となってしまう。 3)中医は身体の状態をチェックするのに優れたシステムである。 4)中医の身体観を陰陽で再検討することが当面の学習作業。
ブッシュ氏の陰陽 ― 2004年11月18日
ブッシュ再選で、米国外交は一極化をより進めるのか、それとも軌道修正に入るのか? その修正の方向は米国・欧州・中国の多極化路線か?
これを陰陽で解くとどうなる?
今、米国は「陰」か「陽」か?
国家の陰陽はその政治を見る。あるいはその元首の考え、状態を判断する。 ということは、ブッシュ氏の陰陽を見ればよい。
ブッシュ氏は「陽」である。
歴史観より行動が重要という考え。 内面の迷いを隠して、いつも居丈高。姿勢を見ると判る。 大統領は太陽であるとでも思っている様子。 再選後の人事を見れば、側近固め。 結束を図って、内政優先。 国務、司法、教育の各長官に側近中の側近を置く。 抵抗勢力を内部に持つほどの力量なし。 内向きに、内向きになってしまう。 無理をしている「陽」。 建前としての「陽」。
だから、米国は「陽」。 となれば、米国外交は一極化への路線。
パウエルの辞任で、欧州との関係修復も遠のいた。 対中国外交も誰がやる。 中東和平についてのブレアーの提案もソデにした。 要するに、外交はテロ戦争の勝利で、本土の安全を守るというきわめて内向きな姿勢が目立ってきた。
話は違うが、小泉氏がAPECで中国主席と会談を持つらしい。 中国の政治かも、ブッシュ氏の一極化路線を懸念して、日本への接近を図っているのだろう。
ところで、ちなみに、日本の陰陽は?
小泉氏は「陰」である。
ブッシュ氏と仲が良いことは当たり前。 郵政民営化、地方分権など「陰」の政治、エネルギー拡散の政策が多い。 髪の毛もライオン首相。 西洋文化好き。ということは西洋料理がすきそう。肉魚が好物とみる。反動でかなり甘いものを摂っているだろう。 靖国参拝。 コメントが短い。俳句型。 計算された短気。 北朝鮮との対話。
だから、日本は「陰」。 多極化路線へ転換か。
中国主席との会談、プーチン氏との会談などで、外務官僚は路線転換の準備開始。
だが、小泉氏のブッシュ離れはまだまだ。 陰と陽の結合は強い。